免税品の申告
免税品とは品物に税金がかかっていない状態で購入できる商品です。それらを専門に扱っている店は免税店といいます。たとえば、デューティー・フリーショップでは、すでに税金を免除された安い品物を購入することができます。海外で免税対象となるのは、旅行者が各国で定められた金額以上の買い物をして免税書類を作成した場合に限ります。

一般に、海外で買った品物は持ち込める範囲をしっかり守れば免税品として税金がかかりません。
仮に、1人あたりの免税枠を超えた場合は、15%の簡易関税が加算されることになります。また、関税がかからない物品にも消費税の5%はかかります。申告書は帰国時の機内で配布してくれます。明らかに免税枠を超えている場合は、申告書に物品の品名、数量、価格などを記入しておきます。価格は日本円に換算します。また、免税枠を超えているかどうか分からない場合は、購入品をすべて書いて申告しておき、税関で計算してもらいます。別送品(別項参照)がある人は、申告書を2枚作成しておくことも必要です。税関は旅行者が有利になるように品物を選択してくれますので、正直に申告することが大事です。もし、税関を通過しても課税額を支払えなかった場合、課税対象の品物を保税地域(有料倉庫)に預けて、後日不足分を支払い後に品物が引き取り可能となります。
★1人あたりの免税範囲は 下表 を参照。


(1人あたりの免税範囲)
成人 酒類 3本 1本760cc 程度(クォート瓶は1.25本計算)
タバコ 紙巻 200本 2種類以上のタバコ(例:紙巻と葉巻)を輸入するときには総数量250gを超えない範囲で免除される。免税店や外国で買った日本製タバコは、当分の間、外国製タバコとは別に、紙巻タバコ200本まで免税。
葉巻 50本
その他 250g
香水 2オンス 約50g(1オンス=約28cc)
オーデコロンやトワレは計算に含まれない。
その他の品物 20万円
(海外市価の合計)
上記以外の物品(商業目的のものは除く)は、そこの海外市価の合計額が20万円以内であれば免税となる。この場合、同一品目ごとに合計した金額が1万円以下の物品(例えば、1本5000円のネクタイが2本以内である場合)は、免税限度額の計算に含める必要はない。合計額が20万円を超える場合には、超えた物品から課税となる。従って1個あるいは1組が20万円を超える物品については免税の適用はない。
未成年 酒・タバコ 免税なし
その他の物品 6歳以上 成人と同様
6歳未満 本人のものと認められるもののみ(乳母車、おもちゃなど)。


(免税枠をオーバーした場合の簡易税率)
酒類 ウイスキー 1本(750ml)につき375円
ブランデー 1本(700ml)につき350円
ラム、ジン、ウォッカ 1本(750ml)につき300円
その他のもの(ワイン、ビール等) 1本(750ml)につき150円
リキュール、焼酎など 1本(750ml)につき225円
革製ハンドバッグ(貴金属等を用いたもの)
及びゴルフクラブ用のバッグ(革製等のもの) 15%
紙巻たばこ 1本につき5.5円
その他の品物(関税が無税のものを除く) 15%



持ち込み規制品及び禁制品
●特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権を侵すもの(例えばブランドのコピー商品など)。
●アヘン、コカイン、ヘロインなどの麻薬、アヘン吸煙具、大麻、覚醒剤(覚せい剤を含有するヴィックスインヘラー含む)、向精神薬。
●通貨及び証券の偽造品、変造品、模造品など(例えば、ニセ金貨等)。
●公安、風俗を害する書籍、図画、彫刻物、その他の物品(わいせつ雑誌やわいせつビデオテープ、CD-ROM)など。
●鉄砲や刀剣類。
●家畜伝染予防法及び植物防疫法で定められた特定の動物を原料とした製品、植物や包装品。


(ワシントン条約により持ち込みが規制されているもの-代表例-)
加工品・製品
漢方薬 ジャコウジカ、トラ、クマ、サイ等を含有する薬
毛皮・敷物 トラ、ヒョウ等のネコ科の動物、オオカミ、クマ、シマウマ(一部)等
ハンドバッグ・ベルト・財布等 ワニ、ウミガメ、ヘビ(一部)、トカゲ(一部)、ダチョウ(一部)等
象牙・同製品 インドゾウ、アフリカゾウ
はくせい ワシ、タカ、ワニ、ゴクラクチョウ、センザンコウ等
その他 シャコガイの製品、クジャクの羽(一部)、オウムの羽飾り、サンゴの製品
生きている動植物
ほ乳類 スロ−ロリス、カニクイザル、チンパンジ−等のサル(全種)
鳥類 セキセイインコ及びオカメインコを除くオウム、インコ類
植物 ラン全種、サボテン全種、ソテツ全種等
その他 ワシ、タカ、リクガメ、カメレオン、オオサンショウウオ、アロワナ(一部)、ペンギン等




別送品手荷物
本人の移動とは別に、土産品などを航空機や船、郵便など別ルートを利用して日本へ送り届けることを別送品という。通常の小荷物で送るより料金的には安くなるので品物が多い場合などに利用します。

●手続き方法
宛名は必ず自分宛にし、小包の外装には“Unaccompanied Article (別送品)”と赤字で書きます。
入国する際に、携帯品(別送品)申告書を2通作成します。そのうち1通に税関で確認書を押印してもらいます。スタンプのある方を受け取り、荷物受領まで大切に保管しておきます。
※別送品申告をしていれば、携行品との合計が免税枠内なら課税されません。申告をしないと輸入と同じ税率が課される場合がありますので注意しましょう。
到着通知が届いたら、到着通知書(電話連絡の場合は不要)・携帯品(別送品)申告書・パスポートを持参のうえ、すぐに受け取りに行きます。





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