ロイズについて

ロイズは300年の歴史を誇るイギリス最大手の保険組織です。一般の保険会社とは異なり、個人的に保険を引き受ける人々(アンダーライター)に保険取引を提供する業務を主としています。このアンダーライターには英国の資産家や貴族が多く、保険金を支払うのもアンダーライター個人となります。その資格審査の厳しさ等から、ロイズのアンダーライターであることは一つのステータスシンボルとなっています。
扱う保険も多種多様で、ビートルズの声帯など芸能人の身体への保険や、ネス湖の怪獣への保険、果てはしばらく外国に行く娘の純潔に掛けられた保険や、映画の観客が笑いすぎで死ぬことへの保険までありました。

ロイズのこのような独特の事業形態の由来は、その成り立ちにあります。新聞も無かった17世紀末に情報の中心地として栄えたカフェ、中でも船着き場に近く、海事に関して信頼できる情報が得られることで有名だったイギリスのエドワード・ロイドのコーヒーハウス、それがロイズの起源です。
当時の保険業は金融業者や貿易商の個人的な副業にすぎなかったこともあり、ここで海事保険取引が盛んになっていきました。それから約100年の間に保険取引が店の主な業務となり、常連客らも共同体として結束していき、ついに王立取引所に事務所を開くに至りました。
今なお続くロイズの会員制の保険市場としての特質はこうした由来によります。また、現在でもロイズは海上保険や再保険の取引の中心的役割を担い、世界随一といえる保険ノウハウを蓄積しています。