フリート契約について
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所有・使用している10台以上の自動車に、まとめて自動車保険を契約している方式をフリート契約といいます。
フリート契約の自動車保険は、一般の自動車保険とは仕組みが大きく異なっており、フリート契約には一般の契約にはないさまざまなメリットがある反面、契約規定の厳格な運用も義務づけられています。

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フリート契約とは、自動車保険を契約している「所有・使用自動車」が10台以上ある契約をいいます。また、9台以下の場合は「ノンフリート契約」といいます。

所有・使用の説明
「所有・使用自動車」とは契約者が、所有権を有し、かつ自ら使用している自動車のことです。
「所有・使用」の実態を確認するため、資料の提示が必要です。

・通常、自動車検査証の「所有者欄」・「使用者欄」が契約者名義となっている自動車のことです。
・契約者の「リース業者から1年以上を期間として借り入れた自動車」(いわゆるリースカー)や、「所有権留保条項付売買契約(通常は割賦販売のことをいいます)により購入した自動車」も、自ら使用していれば「所有・使用自動車」に含まれます。
・フリート契約者が使用している自動車であっても、会社の経営者・従業員等が所有する自動車は、「所有・使用自動車」にあたらず、フリート契約に含めることはできません。

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2.


フリート契約とノンフリート契約は保険料のしくみが違います。

フリート契約
ノンフリート契約
割引・割増の適用方法 契約者単位 自動車1台単位
割引・割増の決定方法 自動車保険を契約の「所有・使用自動車」の台数
および契約全体での損害率
(保険料と支払保険金の割合)
1台ごとの事故件数
(保険金の額とは無関係)

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3.


(1)保険料が安くなっています。
自家用自動車のフリート契約においては運転者の年齢に関係なく保険が適用となり、かつノンフリート契約の「全年齢担保」で契約になる場合と比較して、保険料が安くなっています。
逆に、フリート契約においては、ノンフリート契約と違い、運転者の年齢条件(全年齢担保、21歳以上、26歳以上および30歳以上等)を限定したり、また、家族限定の割引を適用することはできません。
(2)無事故の割引がさらに有利です。
割引率は契約の「所有・使用自動車」の台数に応じて最大70%〜80%まで適用されます。また、契約の台数に応じて1年間で最大15%〜30%まで割引率が進行します。
(3)新たに購入した自動車にも割引(割増)が購入時から適用されます。
フリート契約者となった時から一定期間経過後に限ります。参照6.
(4)フリート多数割引が適用できます。
10台以上の自動車を1枚の保険証券で契約した場合、契約者ごとの割引(割増)に加え、さらに5%の多数割引が適用できます。
(5)整備・修理等の代車の事故も割増保険料なしてカバーできます。
社有車が整備・修理・点検のために使用できない間、臨時に使用する代替車についても割増保険料なしで、契約の社有車と同一の条件で補償する「臨時代替自動車担保特約」が自動付帯されます。
(6)スーパーフリート(全車両一括契約方式)の契約ができます。
すべての所有・使用自動車を1枚の保険証券で契約する場合は、さらに多くのメリットがあります。

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4.


スーパーフリートとは、全ての所有・使用自動車を1枚の保険証券で契約する方式です。一般のフリート契約(スーパーフリートを付けない場合)と比較して、さらに有利な内容となっています。

(1)スーパーフリートのメリット
保険料のメリット

フリート多数割引(5%)が必ず適用されます。
全ての自動車を1枚の保険証券で契約するので、フリート多数割引(5%)が必ず適用されます。また、新たに中途で購入した自動車についても同様に多数割引が適用されます。
割増なしで、保険料の分割払ができます。
分割できる回数は下表の通りです。
年間の保険料
分割できる回数
保険料にかかわらず
2回、4回、6回、8回、10回、12回
増車・減車(廃車)等の保険料計算が有利です。
増車などによる保険料の追加払い、減車などによる保険料の払い戻しのどちらの場合でも、日数に見合った日割計算を使えるため、短期率計算や月割計算となる一般のノンフリート契約より大変得です。


事務処理のメリット

自動車を新たに購入する場合でも、自動的に補償が適用されます。
契約時に保険金額などの契約条件をあらかじめ決めれば、保険期間の途中で新たに購入した自動車は、納車された時から自動的に保険が適用されます。(スーパーフリートを付けない場合、増車した自動車1台ごとに契約条件を決める必要があります。
増車・減車(廃車)は毎月1回まとめて連絡すればよく、手間がかかりません。
増車・減車(廃車)については、翌日の所定の日にまとめて連絡をするので、そのたびごとに、連絡する手間がかかりません。(スーパーフリートをつけない場合、その都度連絡が必要です。)
増車の保険料も毎月1回まとめて支払えます。
増車・減車(廃車)の保険料は、毎月1回まとめて支払えます。


車両管理上のメリット

保険のつけ忘れがなくなります。
新たに購入した自動車は自動的に保険の対象になるので、保険のつけ忘れの心配がありません。
効率的な車両管理ができます。


(2)スーパーフリートを契約するには

現在加入している保険はすべてかけ直しとなります。

  • 今回新たに社有車が10台となり、スーパーフリートを契約る場合は、現在の契約は全て解約し、新たに1年契約をします。(なお、解約の計算方法は同保険会社であれば日割または月割となります)
  • 現在フリート契約をしており、新たにスーパーフリートに変更する場合は、現在の契約はすべて解約し、新たに次回料率審査日(次回割増引適用開始日)までの短期契約で契約します。また、次回料率審査日からは1年契約となります。なお、短期契約の保険料は日割で計算できます。(割増引はそれまでのものと変わりません。)

その後、保険期間の中途で新たに購入する自動車に対して、契約条件(車両・対人・対物・人身傷害・搭乗者傷害等の契約種目、保険金額等)をあらかじめ決めます。

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5.


10台到達後のフリート割引・割増は次のとおり決定されます。

(1)10台到達日の1年6ヶ月後の初日(10台到達目にスーパーフリートを契約の場合は1年後の応答日)を「第1回料率審査日」と呼び、この日までに保険期間が始まる契約については自動車1台ごとに、それまでに適用されていたノンフリート等級に応じた割引・割増(無事故割増引)をフリート基本保険料に対して適用します。

(2)第1回料率審査日以降は、下記の「成績計算期間」内の保険金・保険料の割合(損害率)によって全ての契約自動車に同じ割引・割増が適用されます。

(3)第1回料率審査日の1年後を第2回料率審査日とし、以後同様に、成績計算期間内における損害率に対応する割引・割増を適用することになります。

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6.

Q1
「所有・使用自動車」が10台以上あってもノンフリート契約のままでいることはできますか?
A1
できません。10台以上の「所有・使用自動車」に保険をつける場合には、フリート契約としなければなりません。
Q2
繁忙期のみに使用する車両に1年未満短期間で保険に加入します。この契約も「自動車保険を契約している台数」に含まれますか?
A2
「自動車保険を契約している台数」とは、保険期間1年以上で自動車保険をつけている自動車の合計台数をいいますが、短期契約を結んでいる自動車は原則として台数に含まれません。
Q3
A保険会社に6台、B保険会社に8台(ただし、リースカーで保険契約者はリース会社になっています。)保険を契約します。この場合でもフリート契約となりますか?
A3
フリート契約となります。契約者が「所有・使用自動車」について、他の保険会社に保険をつけている場合や、リース会社が契約者となっていて保険をつけている場合、それらを合計して、10台以上となればフリート契約となります。
Q4
料率審査日は変更できますか?
A4
料率審査日はフリート契約が存在する限り変更することはできません。

このページは「フリート保険」の概要を示したものです。詳しくは弊社にお問い合わせください。